story
No.31 リゼッタの雨傘
昔サンジェルマンにあった古い傘屋さん。
フランスのおしゃれ心、遊び心を象徴するような色とりどり、形、大きさも様々な傘が壁にかざられ、
映画「シェルブールの雨傘」そのもののようで、行く度にワクワクする、特別なお店でした。
残念ながら今はなくなってしまいましたが、あのお店に置いてあった、
雨の日を特別にしてくれる、雨がやんでも持ち歩くのが嬉しくなるような、そんな傘があったらいいなと
リゼッタの雨傘「ラプリュイ・メミ」ができ上がりました。
木製の柄に真鍮の金具、タッセルに厚手の100%コットン生地など、素材にもこだわってどこかクラシカルな雰囲気に。
ひらくと通常の傘よりもアーチがつよく丸みのあるシルエットで、雨もしっかりさえぎってくれたり、
タッセルは飾だけでなく、フックにかけられたりと使いやすさにもこだわりました。
差し色にもなるブートンドール(黄)とヴェール(緑)の2色で、傘からコーディネイトを考えるのも楽しそう。
持ち手や骨から縫製まですべて国内の職人によって作られていますので、修理もおうけしています。
雨の日を楽しんでいただけるひとしなになりますように。