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story

No.65 La lune 月食の晩に

La lune ne disparaît pas. Elle se transforme.(月は消えない。変容するだけ。)

密のような光を放つ月に見とれていると、
それはゆっくりと闇にむしばまれていくように同化していった。

月食は、決してそのものが変わる現象ではない。
地球の影が差し込み、光の届き方が変わることで、私たちは月を「別の姿」として捉える。
それを眺めながら、うしろからほんのりと光る茜色にのざらついた月の丸みを感じた。


鉛白地に黒い〇が浮かぶこのジャカードは、リネンとコットンの接結二重織り。
ガーゼのような軽さをもつ二層のなかで黒い月が静かに現れる構造です。

表と裏、光と影、近づいたときと離れたとき。
一枚の布の中で、見え方は絶えず変化します。
それは、月食の夜に、満ちているはずの月が一瞬不確かな存在になる感覚とどこか似ています。

月が欠けることで、私たちははじめて月を意識する。
la luneもまた、
日常の中で感覚が少し研ぎ澄まされる瞬間に、
存在感を放つと思うから。


平真実

La luneコレクションは、
2/13(金)よりリゼッタオンラインブティックでご紹介予定です。
なお、店舗ではすでに販売中です。

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