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story

No.29 革のお手入れ


リゼッタの革アイテムのほとんどは植物タンニン鞣しという製法の革で作られています。
自然な風合いとそれゆえ個体差ももちあわせています。
使い方やちょっとしたお手入れで経年変化も楽しみながら愛着の湧く自分だけのひとつに。


まずは革製品を購入後、使いはじめる前に防水スプレーを。
少し使用感が出てきて、革にかさつきが感じたらメンテナンスの時期。
用意するのもは防水スプレー、革専用のオイル、ブラシ、布2枚(オイルをなじませる用と乾拭き用)。
革は水に濡れると色落ちやシミの原因になります。


はじめにブラシを使って全体をやさしくブラッシングし、ほこりを取り除きます。
強くこすらず、やさしく。縫い目などの細かいところも丁寧に。


全体的にブラッシングが出来たら、革専用のオイルでツヤを出します。
少量を布にとったら、少しずつ全体になじませます。
オイルを付け過ぎるとシミになってしまうので、「少しずつ」がポイントです。
全体にオイルをなじませたら、直射日光があたらない場所に置いて、少し待ちます。
1時間ほどたったら、全体を乾拭き。これでメンテナンス終了です。



季節の変わり目に


季節の変わり目には虫干しを。
風を通して湿りけやかび、虫を予防しましょう。
また、革は湿気に弱い為、通気性の悪い場所に保管してしまうとカビが生えてしまうこともあります。
湿気を防ぐには、新聞など詰め物してみてください。
新聞紙も吸水性があって良いですが、インクがついてしまうこともあるので、不織布で包んで入れると安心です。



スタッフの私物 Before/After


右側は1年程使用してきたプティ・ポルトモネ・フラワー。
新品の方は革がまだ固め、明るい色味です。
1年程使用したものは革が柔らかく、ツヤも出ました。
比べてみると深みがある色に育っています。


右側は3年程使用したサンチュール・クイール2。
新品の方は明るいベージュ色で、しっかりした革の厚みもあります。
3年程使用したものは革がなじみ、柔らかさが出ました。
色も深みのある茶色に変色し、まるで違う商品のよう。


右側は2年程使用してきたサック・クイール・カレ。
普段はいっぱい荷物をいれて、出張なんかも行ってます。
黒なので色味の変化はあまりありませんが、触れてみると柔らかさが違います。
3年程使用したものはしっとりとした革特有の柔らかさが出て肌になじみます。




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