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No.67 アンティークと暮らす 第2章 ガラス編

第2章 ガラス編

Story「No.66 アンティークと暮らす 第1章 リネン編」はこちらから

はじめてパリを訪れたもうだいぶ昔のことになる。
クリニャンクールでみつけた小さなグラス。それからずーっとみつければ買い集めて、若い頃ただただカワイイ!とかそんな単純な理由だけで買っていたけど、あの頃の私に買えるくらい安かったのもある。教会で蝋燭を立てていたものだったなんてその時は知る由もない。

古いガラスの「かたまり」はその時代の空気を閉じ込めているような気がしてる。 ずっしりと密度があってトロッとなんともいえない透明度がたまらない。まるで水の玉のように美しいペーパーウェイトたち。古きスーベニールは羨ましいほどに私を惹きつける。

これはそんなに古いものではないけれどフルーツの柄がキュートなバナナボート。 フランスの業務用DURALEXのものです。
いつかプリン・ア・ラ・モードを盛り付けてみたい。


パリのホテルのテレビでたまたまやっていた古い映画。そのワンシーンに登場したエピスリーの棚に並ぶジャム瓶に釘付けになったのをおぼえている。
(第二次世界大戦下の話で映画の内容は少々怖いのだが)話はうる覚えだが、こうやってお店にならんでいたことがかわいくてそれだけは記憶している。

京都の東寺の市で買い求めたすり鉢はたぶん薬用。香辛料などを潰すときに。

実家からもらい受けた色ガラスのグラス。とても繊細で当時の流行だったのだろう。 引き出物に多くあったようだ。今これに冷たいお茶をそそぐのがマイブーム。


そのものが持つ温度と重み、どこか武骨で繊細でもあり、いつか壊れてしまうかもという儚さが古いガラスに惹かれる理由なのかもしれない。

昔も今もほぼ直観だけでみつけたものたちだけど、ひとつひとつがいとおしいガラスたち。 決して高価なものではないけれど私にとっては価値ある大切なもの。 手に取るたび見とれて、ひんやりとした温度を感じながら先人に思い巡らせ、ふとした発見に腑に落ちたり感心したり…。

毎日の暮らしのなかでこれからもずーっと使い続けますよ。

平真実


Story「No.66 アンティークと暮らす 第1章 リネン編」はこちらから


デザイナー平がフランスの蚤の市で長年集めてきた一点もののアンティーク品を、6/26(金)よりリゼッタ二子玉川店にてご紹介します。

Vol.2となる今回は、ガラスや額、本などをご用意しました。ぜひ、お立ち寄りください。

DESIGNER’S CURATED 私の愛おしいアンティークたち Vol.2
くわしくはこちらから

<日時>
Vol.2
2026年6月26日(金)~ 7月5日(日)

<店舗>
リゼッタ二子玉川店

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