story
No.38 エッセンシャルオイル
花や葉、果皮、根などを蒸したり、皮を絞ったりして抽出されるエッセンシャルオイル。
植物が持つエネルギーがぎゅっと凝縮された香りを嗅いでみると、
心がほぐれてリラックスした気持ちになったり、そこはかとなくやる気が湧いてきたり。
香りが私たちにもたらす効用には目を見張るものがあります。
そんな数種類をブレンドして作ったリゼッタのエッセンシャルオイル。
La dignité(ラ ディグニテ/心安らぐ気品高い香り)
Douceur(ドゥスール/甘美な花の香り)
Choute de la forêt(シュット ド ラ フォレ/深い森を散歩するような香り)
日々の暮らしを心地よく過ごすリゼッタの3種類のオイルを使い、
手軽にアロマを楽しめる方法をご紹介します。
おうちで手軽に楽しむなら、マグカップがおすすめです。
お湯を注いだマグカップに1、2滴オイルを垂らすと、蒸気とともに香りが広がります。
夜眠りにつく時なら、枕元にDouceurはいかがでしょうか。
パルマローザやゼラニウムの甘い香りが、眠りの世界に誘ってくれそうです。
お出掛けのときはハンカチに1滴垂らして、バッグに忍ばせてみてください。
La dignitéならバッグを開けるたびに、柑橘系のほのかな香りを楽しめます。
クローゼットにはポマンダーが便利です。
オリジナルのポマンダーにはクレマチスとウサギのモチーフ。
裏返しにしてオイルを1滴、2滴。
少し乾かしてチェストの引き出しやハンガーにかけてみてください。
Choute de la forêtはヒバ、ラベンダー、月桃など虫よけ効果の高いオイルを使っていますので、
よい香りとともに大切な衣類を守ってくれます。
バスタイムに使うバスソルト、バスオイルも簡単に作ることができます。
空いたジャム瓶に重曹と天然塩(あるいはエプソムソルト。エプソムソルトは風呂釜を傷めません。)を詰めて
オイルを10滴ほど垂らしてよくかき混ぜてください。
入浴直前に浴槽に入れると、ふわっと香りが広がります。
入浴後にはバスオイルの香りにつつまれながら肌の保湿ケア。
バスオイルはホホバオイルにオイルを数滴垂らすだけ。
エッセンシャルオイルの量はホホバオイルの1%以下の分量になるようにしてください。
手作りのバスソルト、バスオイルで、いつものバスタイムをより豊かな時間に変えましょう。
エアーフレッシュナーにするなら、スプレー容器に入れたお水にエッセンシャルオイルを垂らします。
抗菌効果を期待する場合は無水エタノールを混ぜるとよいでしょう。
玄関やキッチン、匂いの気になるお部屋の消臭や、就寝前のお部屋の環境作りなどにどうぞ。
気軽に香りのある生活をお楽しみください。
講師プロフィール 圷 純世 (SUMIYO AKUTSU) 板橋区内にてアトリエ・エクラを主宰。 フランス伝統工芸「カルトナージュ」及び 「調香(香りづくり)」デザイナー、講師。 調香師沖田正雄氏に師事。 アトリエレッスンの他、 深雪スタジオ カルトナージュ講座講師。 刺繍アトリエJeu de Fils カルトナージュクラス講師。