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story

No.52 プリントのはなし

エーデルワイス、さくらんぼ、スミレ、蕾、コクリコ…。いろいろなモチーフをテーマに沿ってプリントにしてきました。自分たちで描き伝統的な技法や昔の柄を参考にしたりして色だしや素材選びなどにも慎重につくってきました。

そんなひとつひとつに物語や歌やいろんなことにインスピレーションをうけ生まれたプリントたちの逸話を少しだけおはなしします。



エーデルワイス



最初にリゼッタがオリジナルでおこした柄です。大好きな映画「サウンドオブミュージック」で末の娘が摘んだエーデルワイスの花束を手にしていました。家族で国境を越えるスイスの山々に咲くエーデルワイスをイメージして描いたものです。







スミレ



初春に儚く咲くスミレ。その花束を見ることはあまりないと思います。

なぜなら摘んだ花はすぐにしぼんでしまうから。 春に南フランスの小さな村で行われるスミレ祭り。この村ではスミレを栽培し、摘んだ花を香水や砂糖漬けにします。


南フランスから送られてきたこんなボックスをパリでみつけたことがあります。


花束を届けることができないスミレを鉢ごと届けるのでしょうか。私は南仏の畑で見た紫色のじゅうたんと、可愛く着飾った衣装で踊る少女たちを今も忘れられません。それから近くの道に咲く小さな菫の花によく気が付くようになりました。







スリーズ



この柄は私が好きなフランスの古いシャンソン「le temps des cerises」サクランボが実る頃に纏わります。そして古いプリント柄によせてわざと2版を少しずらして描いています。オートスクリーンを使ってプリントしています。







Bocage



人が森林を開拓し畑地と牧場をつくり小さな集落をつくる。動物と自然と共存しながらつくりだす風景(Bocage)を描いた柄です。水彩画で描いたものを版にしています。小さくみえるオレンジ色のものはキツネです。







バラの実



私たちのアトリエには大きなバラの木があります。春になると毎年満開の花を咲かせてくれ私たちを癒してくれます。花が散ると朱色の実をつけそれもまた愛おしいものです。そんな朱色でバラの実をプリントしました。オートスクリーンを使っています。







Flower



私はどちらかといえばシックなものが好きです。でも一度図鑑で見るようなボタニカルな柄をつくりたくなりました。これを着ると自分がキャンバスになったようです。水彩画で詳細に描かれた植物図鑑を広げるように。







コクリコ



ひなげしです。フランスの国旗の赤はコクリコだともいわれています。モネの傘をさした婦人が腰につけているのもコクリコの花です。一面に咲くコクリコの花を描きました。







スルソレイユ



夏の南仏の田舎道を走ると広大なひまわり畑に出会います。太陽を追いながら大輪の黄色い花を夏中咲かせています。こんな風景を生地にして纏うことも夏ならではないでしょうか。



平真実


リゼッタがこれまでにつくってきたオリジナルのプリント生地をすべてご紹介しています。
購入できる生地や洋服もありますのでぜひご覧ください。
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