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Musée de la vie quotidienne - デザイナーの愛用品 -
LISETTEデザイナー&ディレクター平真実が普段から愛用しているさまざまなものを不定期でご紹介しています。
今回は、No.33~No.36までをご紹介。
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No.36 透けるもの透かすもの
なぜ透けるものをみると涼しさを感じるのでしょうね。自身もボイルの生地を身に纏うことや、レースやカットワークの施したロブはかかせない夏のアイテムです。
No.35 ナポレオンⅢのプリズム
昔の鏡はガラスの厚みが違います。黒檀にはめ込まれたカットガラス。枠にいれるためにフチを落としたのかは定かではありませんがカットされた屈折に生まれれるプリズムにいつも心を鷲掴みにされてしまうのです。この古い手鏡は「ナポレオン三世の時代のもの」ってムッシュウは言っていました。あぁこんな手鏡をバッグに忍ばせたら鏡をのぞくのも楽しみになるなぁ。《ミロワール・ルイ》はそんなこの手鏡へのオマージュでつくりました。
>黒檀の手鏡《ミロワール・ルイ》はこちらから
No.34 ガラスの林檎たち
古いガラスのかたまりが好きです。シャンデリアのプリズムボールや、ペーパーウェイトなどにはついつい目がいってしまいます。やわらかな光を放つ古いガラスは見ているだけで気持ちがやわらぎます。これは林檎のかたちをしたシャンデリアパーツです。どこかで聞いたようなタイトルになりました。
No.33 いびつなグラス
私が初めてパリを訪れたときに手に入れたグラスたち。見つけるたびに買い集めていたけれど、これがキャンドルをいれるものだったなんて知ったのはここ数年のこと。ぽってりといびつでとろっとした光を放つグラスは気泡を抱き、少し黄味がかったり緑味を帯びたり…。ひとつひとつを朝陽のあたる窓際に置いています。
No.32 ボーダーTシャツ
私の長年の考察がある。ある一定の(気温たぶん18℃くらい)に達すると皆ボーダーTシャツを着たくなる。 もちろん普段から年中通してボーダーTが好きなひともいるけど、毎年冬から春へと向かう頃、寒さがゆるんで暖かい日和があると待ちわびたようにボーダーTルックのひとが増えて「今日はボーダーdayだね」って言ったりする。「わーかぶったぁ」なんて会話が聞こえてきます。
No.31 HÉRNIの固形石鹸
私は固形石鹸派。とくにこの石鹸に出会ってから洗顔に幸せを感じるようになった。たくさん泡立ててから顔にのせるとラベンダーと大好きなパチュリのいい香りにつつまれて深呼吸したくなる。洗いあがるとしっとりとしながらも人工的な油分とかは感じない。コールドプロセスで時間をかけてつくられたこの石鹼は自然につくられたグリセリンとアルガンオイルやシアバターの油分が直接肌につたわっているのだそう。お肌の調子がいいと機嫌もいいのである。
No.30 曲げわっぱ「木こり弁当箱」
気がつけば20年は使っているこの曲げわっぱのお弁当箱は、あるとき私の不注意からかぶせの口がかけてしまってしばらく眠っていたのだけれど、半年かけて少しずつ漆で積んで継いだ。さらに半年寝かして つい最近現役復活したのだ。大切にしていたものがまた蘇る。なんて素敵で嬉しいのだろう。こうなると愛着もひときわだ。そして先人の知恵にただただ敬服する。
No.29 赤いふちの琺瑯ボール
金物屋でひとめぼれした琺瑯のボール。まるで「ぐりとぐら」が使っていたみたいな、昔実家にあったようなそれは白に淵が赤色で当時金のウサギのシールが貼ってあって…。今はとっても有名になったメーカーだけど、私はこの当時のが好き。ずいぶんとボロくなって今は出番もすくなくはなってきたけれど愛着があって捨てられない。 ステンレスボールの機能性は実感してるけど、まだまだ現役でお願いします。
No.28 スカーフいろいろ
春になると冬物と春物のレイヤードが楽しめるのでこの短い時期が嬉しくもあります。長年スカーフの使い方は課題でもありました。ステンカラーコートの襟元にみせたり、ボーダーTに結んだり。オシャレのためにもちろん、首元に1枚巻くだけで体感温度が変わるから、とても重宝します。気にせず臆せず巻いてみましょう。
No.27 竹のランチバスケット
いくつになっても良い季節になると、お弁当をもって外で食べるのは楽しみのひとつ。ピクニックとかそんな大袈裟なことではなくて、いつものお弁当を外の空気を吸いながら食べる感じです。桜は散ってしまいましたが、重ねるようにハナミズキが満開です。
No.26 ギンガムチェックのスープ皿
旬のものを食べることは、私の食生活のキーワードでもあります。なかでも春は私の料理のテンションが一番あがる季節です。ふきのとう、菜の花、筍、春キャベツ…食べておかなくては、と気持ちも焦ります。そして必ず出してくる100年ほど前のチェックのスープ皿。 古人もこの皿で春を感じてたのかもしれません。
No.25 シルクとリネンのスカート
揺れるものにひとは惹かれてるって聞いたことがあります。だからというわけではないのですが、つくるとき揺らぎみたいなものを大切にしています。歩いて、回って、前掛けのようなコットンシルクがあとからふわっとついてきて、思わず目が奪われるようなスカートがつくりたくて。
>スカート《マリエッラ》はこちらから
>靴下《ショーセット5》はこちらから
No.24 手編みのボネと刺繍スカート
元旦は家で過ごすことがほとんどですが、最低限の身なりは整えて新年を迎えることが家訓…。英国製のベルベットはコットンなのに底冷えのする実家でもしっかり防寒できます。初詣に行くときにはボネで耳まで覆って。
>帽子《ボネ・ロッタ》はこちらから
>スカート《メレディス》はこちらから
No.23 朱塗りの椀
朱赤の漆椀は京都の骨董市で買い求めたもの。古のものはたくさん使うのが、いいと思ってます。いつもは関東のおすましのお雑煮だけど、白味噌のお雑煮が似合うのはそんなことも関係するのかな。
No.22 朱塗りの角盆
お正月に友人が来たらこの朱塗りの盆に、きんとんや、かまぼこ、伊達巻などを少しずつ盛り合わせてもてなします。とにかく美味しそうにみえるのがありがたいです。山岸さんの漆器はいつも私の暮らしに華やぎをもたらし、寄り添ってくれています。
No.21 銅製の卵焼き器と鬼巻きす
ここ数年、大晦日、伊達巻をつくることに情熱を燃やしています。銅製の卵焼きは必須アイテム、普段のお弁当の卵焼きも一段と美味しく焼けます。伊達巻、ほんとに上手に出来たためしがありません。お店のようにはいきませんが、なんだかみんなたくさん食べてくれるので今年もまたつくります!
No.20 象牙色のコーヒーカップ
今は生産していないみたいですけど、私にしてはめずらしいJosiah Wedgwood and Sonsのコーヒーカップ。パリのブロカントの閉店セールで買い求めたデッドストックです。エレガントなものはあまり持っていないんですけど、なぜだかこれは我が家で馴染んでいます。
No.19 木のスプーン
気が付いたんですが、スプーンが好きみたいです。フォルムが好きなのもありますが、とくに木製のスプーンは口に運んだときの口あたりが、やさしくてよく使います。地方のマルシェや雑貨屋さんで見かけると直感で買い求めて、結構集まりました。ジャム、ヨーグルト、シチューやチャーハン。用途によって使い分けてます。
No.18 プジョーのコーヒーミル
ずいぶん昔に赤いプジョーに乗っていたことがあって。プジョーってフランス車のイメージだけど、ギアをつくってたんですね。浅煎が好きな私は、毎朝これでカリカリやるのが日課です。軽い運動になります。
No.17 トップグレーのコットンジャージー
ブレンドが絶妙なチャコールグレーのコットンジャージー。この肌触りと深いグレーのトップがたまらなく好きで、出張のときは必ず持っていきます。気持ちのいいものに身を包むと緊張がほどけるというか、なんかほっとしますね。ずーっと綿のブレンドからつくってもらっているリゼッタのオリジナルです。
>Les basiques - オリジナルのオーガニックコットンで仕立てたリラックスウェア -
この商品は、リゼッタオンラインブティックでもご紹介しています。
>七分袖Tシャツ《ルーベン》はこちらから
>ジョガーパンツ《ジェイコブ》はこちらから
No.16 アルミのやかん
これはお茶用に使っているやかん。夏は毎朝、これに麦茶かほうじ茶をつくってます。これで沸かすとなぜか美味しそうに感じるのは、遠い夏の記憶なのでしょうか。
No.15 小さな竹かご
小さな竹のかごは京都の骨董市で買いもとめたもの。何用かは謎ですが、私は夏に冷やした手ぬぐいをのせて、暑い中いらした客人にまずは涼をとっていただきます。
No.14 水牛の角のブローチ
水牛の角のブローチは軽いから夏服にもつけられます。《ひまわり》《エーデルワイス》をちょっとあしらうだけで、ほんの少し季節感をアピール。今年の夏は特別暑いですね。
この商品は、リゼッタオンラインブティックでもご紹介しています。
>《ブローシュ・ソレイユ》はこちらから
>《ブローシュ・エーデルワイス》はこちらから
No.13 フィヨンセバッグ
10年以上前になりますが、フランスのカゴ祭りでGillとEvelynにはじめて会ったときに買ったフィヨンセバッグです。やわらかなラベンダー色の配色が夏のプロヴァンスの風景に溶け込んでいました。これからも私は、あの時のときめきを忘れることはないでしょう。
この商品は、リゼッタオンラインブティックでもご紹介しています。
>《サック・ド・フィヨンセ》はこちらから
>《サック・ド・フィヨンセ(オーバル)》はこちらから
No.12 半袖丈のベスト
日々の気温差に辟易です。1年のなかでこんな時期が意外に多いのでベストはとても重宝します。アクセントにもなりますし、温度調節もできます。最近のお気に入りは長袖Tにベストです。
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>カットソー《フリッツ2》はこちらから
No.11 窓レースのストール
シルク100%のストールは万能です。今の季節より、私は真夏の冷房対策によく使っています。このレース、実は着物にも合います。不思議ですけど。
>Story《No.43 フランス窓のレースのおはなし》はこちらから
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>《シャール・フィネット》はこちらから※ヴェール(緑)は完売。
No.10 フランスのガーゼのタオル「confiture」
お皿を拭いたり、野菜の水切りをしたり、水切りヨーグルトにもよく使います。いちばん出番の多いタオルです。
No.9 竹細工のお弁当箱
春野菜が店頭をに並ぶと、私の創作意欲が頭をもたげます。筍、そら豆、春キャベツ…。
竹細工のお弁当箱は殺菌効果もあって匂いもつきにくい。筍ごはんをおにぎりにしましょうか。 木の芽もそろそろ新芽を収穫できそうですし。
No.8 がま口のバッグ
以前にもお話ししましたが、がま口愛好者です。ハレの日にはシンプルなドレスにあわせてえらびます。
古い蚤の市でみつけたバッグはどれも金具の細工が繊細で、リゼッタでもつくりたかったのですが、今はもう職人がいません。なのでこれからも大切に大切に使います。
No.7 バロックのブラックパールネックレス
オールノットで繋がれたブラックパールはMAISON RUBUS.のもの。スチールのような色あいと微妙なバロックが日常使いできて、金具をつかっていないので、さまざまなシーンにも対応するのがいい。 あぁこんなにブラックパールが顔に馴染むなんて。歳をかさねるのも悪くない。
No.6 ブラックリネンのジャカード織のコート
岩手県の花巻市でゆっくりと織られたジャカードは、糸そのものの光沢がなんとも上品。低速織りが生み出すふっくらとしたジャカード模様が奥深い黒をつくりだす。私はコートをもってるけど、ワンピースはきっと1日中自分に寄り添ってくれるから、女をあげたいならワンピースなのかな。
同じ生地で仕立てたワンピースは、リゼッタオンラインブティックでもご紹介しています。
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No.5 DOREDOREのコラン
200年もの歴史があるフランスでは、あたりまえのように存在する靴下メーカー「ドレドレ」は私のなかでも冬の定番です。なかでも綿のタイツはしっかりとして、静電気も起きにくいから乾燥する日本の冬にはありがたい。ハレの日用には上品なネットのタイプも準備しています。
この商品は、リゼッタオンラインブティックでもご紹介しています。
>《DORE DORE リブタイツ》はこちらから
>《DORE DORE レースタイツ》はこちらから
No.4 アイロン
アイロンは重みが大切。学校でそう教わったからと言うわけでもありませんが。その佇まいとそれらしい重みが気に入って20年選手です。シワというより、縫い代がしっかりと割れます。
No.3 チロリアンシューズ
遡れば子供の頃から憧れていたアルプスの山の暮らし。山でも生活しやすく暖かいこの靴は私の冬の定番アイテムとなっている。私はもっぱらスカートにあわせてバランスをとっている。いわゆる『甘カラ』だ。
この商品は、リゼッタオンラインブティックでもご紹介しています。
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No.2 山岸さんの漆碗
気がつけば毎日使ってる山岸さんの漆。お味噌汁だけではなくて、鴨蕎麦のつけ汁やおちらしも。毎日毎日使って…このお椀に盛ると、なんだかとっても美味しそうにみえて、やっぱりまた使ってしまう。お雑煮の格も上がります。