9月に募集した『Lisetteの染め直しプロジェクト』。

たくさんのお客さまにご参加いただきました!

お預かりした洋服は全部で282枚!!

なかには、リゼッタがスタートして間もないころの洋服も!

大切にしていただいているのだな。と幸せな気持ちになりました。

 

 

元々の色が黒や紺などの濃色でないものも多く、

どんな仕上がりになるのか、私たちもわくわくしながら染色工場に送り出しました。

 

信頼のおける染色工場

 

今回、プロジェクトにご協力いただいたのは、

リゼッタが普段から製品染めをお願いしいている、

愛知県一宮市にある一陽染工 株式会社。

綿や麻など天然素材を中心に製品や生地、糸の染色しています。

素材に合わせて丁寧に仕上げてくださる、大切な工場です。

 

▲タンクの社名はレトロな雰囲気です

 

それでは染色工程をご紹介します。

 

染める前に…

 

届いた洋服は、すぐに染料につけるのではなく、まずは下準備から。

紐がついたデザインのものは、他の洋服と絡まないよう、紐の部分をまつります。

 

 

素材にやさしい染色釜

 

染色の機械はこれ。

パドル染色機といいますが、わたしたちは“釜”と呼んでいます。

ぐつぐつと洋服を煮込む釜・・

 

 

釜の中でパドルが回転し、かき混ぜながら染色するのです。

 

洗濯機同様、染色もドラム式の機械が主流となってきているなか、

一陽染工さんはパドル式の機械を自社で修理しながら使い続けています。

繊細で傷みやすい天然素材でも負担の少ない染色ができます。

 

 

たくさんの工程を丁寧に

 

下準備ができたら洋服を一枚ずつ釜に入れます。

ですが、染料につけるのはまだ先の工程。

まずは、お湯で洗います。

50~60度のお湯に5分程度とおすことで、

染料がなじみやすく均一に染まるのです。

 

 

湯通しした後は、染色を助ける薬剤を投入します。

これもムラなく綺麗に染液を浸透させるためです。

 

 

そしてようやく染料を投入。

染まりやすく、色抜けが少ない染料を使用します。

 

 

 

指定したネイビーの色を作るのには、

ネイビーとスカーレットイエローの色を配合します。

染料は熱湯で溶かし、釜の中で2色を混ぜます。

 

再び薬剤を入れます。今度は染料を定着させるためのもの。

 

 

▲蒸気がもくもく出てます。

 

その後、温度を上げ、さらに2~3時間かき回しながら染料を吸着させていきます。

染料は時間をかけ、適切な温度管理をし、適量な薬品と反応することで吸着します。

 

入念な水洗い

 

染料が吸着したことを確認したら、水洗い。

余分な染料を落とすための水洗いを2回→洗剤を使った洗浄を1回→さらに水洗いを2回行います。

水を入れ替えながら、水の色が透明になるまで洗います。

 

 

釜での工程後、洋服は1枚ずつ丁寧にすくい上げられます。

 

そして、直径1mほどの脱水機にかけ、遠心力で水分をとばします。

 

 

自然乾燥させています

 

脱水後は、乾燥機で乾かすのではなく、1枚ずつ広げながらハンガーで吊るして干すのです。

風通しの良い場所でしっかり2日間。

 

 

染色工場から戻ってきた洋服。

ネイビーを指定して染めましたが、元々の洋服に色により仕上がりの色が異なります。

 

 

指定通りのネイビーもあれば、ほとんど黒みたいな色、逆に浅いネイビーも。

元の色がネイビー以外の洋服は、ミシン糸のステッチが染まりません。

それがアクセントになっているものも!

 

▲今回の染め直しプロジェクトでは、こんな風に結んでお戻ししています。

 

シミや汚れが気になる、なんだか今の気分と合わなくて・・・

と、クローゼットの中で眠っていた洋服にまた活躍の場ができたら。

 

リゼッタでは、染め直しプロジェクト以外でも染め直しを承っております。

黒や紺以外に、元々の色に近づける染め直しが可能な場合もございます。

また、ご購入から時間が経った後もサイズ修正や、破損か所の修復等も行っております。

各ショップのスタッフ、あるいはリゼッタアトリエのお直し担当 角(スミ)までご相談ください。